憂鬱な歌

僕はきっと変われないから歌うよ憂鬱な歌

楽しい歌も悲しい歌も愛しい歌も切ない歌もこの世には溢れているのに
僕の心にばっちりぴったりしっくりくる歌は未だに見つけられていないまま
だけどもやるしかないようで生きていくしかないようで
まるで明日がバイト初日のときぐらいどんよりとずっと憂鬱な
宇宙の果てで迷子になって不安みたいな
こんな心と

それでもなんとかさ捨てずにいた心と命も
ふとした瞬間思ってもみないところから
強い奴にはじかれてぐちゃぐちゃぐちゃ

「心に咲いた花がどうちゃらこうちゃらなんちゃらかんちゃら~」みたいなそういうの
生きていくには綺麗事だけではどうにも立ち行かなくなってしまった心が
へばりついて離れないから歌うよ 憂鬱な歌

楽しいことも悲しいことも愛しいことも切ないこともこの世には溢れているのに
僕の人生なんにもないな本当になんにもないな
いや、「悲しい」だけはあるか

それでもなんとかさ生きていたいと願った気持ちも
ふとした瞬間思ってもみないところから
知らん奴にボコられてバキボキバキ

誰かみたいにうまいこと生きれなければうまく笑うことすらもできずに
心にないような言葉で歌われた歌が鼓膜にこびりついて離れない

心が痛いな どうやっても強くなれないしどうやっても憂鬱は消えないし
生きていくにはこんな心のままでいいはずないとわかってはいるんだけれど

「心に咲いた花がどうちゃらこうちゃらなんちゃらかんちゃら~」みたいなそういうの
生きていくには綺麗事だけではどうにも立ち行かなくなってしまった心のままでいいのさ
それを君に伝えたいから歌うよ 憂鬱な歌